Monday, March 20, 2006

HPNで使われるカテーテルの種類

HPNにはヒックマンカテーテル、或いはポートのいずれかが用いられることが多いようです。

実際にはどのようなものかというと、
・ ヒックマンカテーテル
いつも入院時に入れられるであろうCVCの延長線上にあるようなカテーテル。
事故抜去防止の繊維がカテーテルについており、これが皮下組織と絡み合うことで抜けにくくなっている。扱いなどについては、入院時に入れるCVCとほぼ同様。

・ ポート(完全皮下埋め込み式カテーテル)
カテーテル部と、リザーバと呼ばれる針を刺す部分とで構成されるカテーテル。
点滴の度に針を刺す必要があるが、点滴を繋いでいない際は体外に露出している部分がないので、カテーテルの管理に気を使う必要も無く、入浴も可能。

因みに、ヒックマンカテーテルと同じようなシリコンラバー製のカテーテルでブロビアックカテーテルというものもある。現在はシングルルーメンの物をブロビアックカテーテル、ダブルルーメン以上をヒックマンカテーテルと呼ぶ。
なお、Hickman、Broviac共に商標。