ヒューバー針を抜く際、どんな操作をしていますか?
ヘパリン(or生食)を入れ終えてから針を抜く?
ヘパリン(or生食)を入れながら針を抜く?
私は後者です。
そして後者のような操作を「陽圧フラッシュ」といいます。
フラッシュとは、カテーテルの中を生食やヘパリンを通し、満たしておくことで
・カテーテルを洗浄する
・安定な物質でカテーテル内を満たしておく
・カテーテルの閉塞を予防する
以上のような目的のある操作です。今回のネタ「陽圧フラッシュ」は3つ目、カテーテルの閉塞予防に非常に大きな効果があります。
ヘパリンを入れ終えてからヒューバー針を抜くと、針の体積分だけ血管内から血液が逆流してしまいます。カテーテル内に血液が逆流しまうとそこで固まり、カテーテル閉塞の原因となります。それならカテーテルにヘパリンを入れながら(圧力を掛けながら)針を抜いてそれを防止しようじゃないか、こうわけです。
私の場合、20mlの生食でフラッシュした後、10mlのヘパリンでフラッシュしているのですが、ヘパリンが9mlくらい入ったところでヘパリンを入れる力はそのままにヒューバー針を抜いています。
針が抜けた途端ヘパリンがピューっと出てきますが、これが成功の証。とっても簡単なので、1回目から難なく成功することでしょう。
入院中、ヘパロックして外出し、帰ってきたところで「えっ、輸液の通りが悪いんだけれど...。」なんて嫌な経験を何度もしたことがありますが、それも陽圧フラッシュをしていれば無くなることでしょう。病棟の全ての看護士さんにも、この操作を覚えていただきたいところです。看護士さん向けの入門本(*3、その他多数)にはしっかりと書いてありますから・・・。
私が始めて陽圧フラッシュなる言葉と出会ったのはポートの取扱説明書。
ポートを入れた際に「この取説、頂戴」とお願いしたら快く渡してくれました。
そこには「必ず陽圧フラッシュすること」との注意書きがありましたが・・・。
「陽圧フラッシュって知ってる?」って聞いても
某病院の看護師さんが答えられなかったのはココだけの秘密(涙)
陽圧フラッシュの効果は静脈留置針のロックにおいても同様であり、
看護師さん各位については、確実に覚えていただきたく(懇願)
# ヘパリンの前に行っている生食フラッシュは脂肪乳剤を洗い落とすためのもの。
# ポートのカテーテルに「逆流防止弁」付のものを使っている場合もあり、その場合には陽圧フラッシュの事を考えなくても平気だとのこと。